書道教養講座

全国書道検定試験

古典に立脚した確かな力をつけるために

  初代会長高瀬荘太郎文相ご指導のもとに全国統一の書道検定が発足したのは、昭和26(1951)年です。
  爾来、受験者は年々歳々順調な増加と質の向上を示して、毎回多数の合格者を出し、“斯界最高権威の検定”として、社会的にも確固とした信頼を築きました。
  本検定試験に参加(受験)することにより、学校及び書道塾にあっては、顕著な教育効果をあげ、また、個人の場合は、日頃の努力の成果を正しく評価いたしますので、研鑽の目標がはっきりいたします。
  ご参加頂くことに大きな意義のあることを認識され、すすんで参加(受験)されますよう期待いたします。

一般部
漢字科及び仮名科
段位 八段~初段        級位 1級~5級
1. 受験資格
一般社会人及び大学、高校在学者。
2. 試験内容
〔漢字科臨書課題〕 楷書(孔子廟堂碑)、行書(蘭亭序)、草書(草書千字文)等より、受験段級位ごとに指定された課題(4・8又は12文字)を半紙に臨書。

〔仮名科臨書課題〕 高野切第三種、関戸本古今集、寸松庵色紙等より受験段級位ごとに指定された課題(一首または二首)を半紙に臨書。

〔創作課題〕 段位受験のみ。小画箋半折作品(縦約135cm×横約70cm) に清書。課題は段位ごとに指定。

〔漢字科仮名科共通課題〕 楷書の実力をつけるために
田中塊堂博士、小山天舟理事長浄書の般若心経から段級位ごとに指定された部分を半紙に浄書。八段のみ一巻浄書。筆端まで心が行き届くよう精神を集中し真摯に学習してください。
3. 特典
八段で「教授」、五段で「一般部師範」、三段で「教育部師範」の認定書及び看板の取得申請が可能。
 (別途規定あり)
教育部
毛筆科及び硬筆科
段位 五段~初段        級位 1級~10級
1. 受験資格
幼稚園児等から中学生
2. 試験内容
〔毛筆科〕 学年ごとの課題を半紙に清書。
〔硬筆科〕 学年ごとの課題をB5判の用紙に清書。
年間優秀賞 年4回の検定試験受験作品の中から特に優秀なものを選び「年間優秀賞」として賞状と賞品を贈ります。『教育書道』誌上に作品写真を掲載し発表します。
〈審査の基準〉
1. 格調、構成美、結体美、線質、墨色等の評価点を平均した得点により合否を決定する。
2. 二書体以上の場合は、各体を総合し、平均したものによって決める。
3. 段位は段位として、級位は級位として採点(審査)する。
〈受験のしかた〉
1. あなたが学習している書道教室、学校、職場その他のサークルで。
   →団体受験:先生にお尋ねください。
2. あなたのご家庭で。
   →個人受験:自宅で清書し、郵送または持参にて提出。

 先生ご主宰の書塾でご門下生のために検定試験をお考えの方、ご自身の実力を知りたい方やスキルアップをお考えの方はお電話またはお葉書にてご連絡ください。課題・参考手本・受験料等掲載の全国書道検定試験案内書を差し上げます。

※詳細のお問い合わせは、こちらまで 

03-3965-2611(9:00~17:00 月・火曜日休館)
住所/東京都板橋区常盤台1-3-1(〒174-8688)

協賛 (財)日本書道美術館

-全国書道検定試験の学習用必携図書の一部-

※テキストに関するお問い合わせはこちらまで 

03-3965-2611(9:00~17:00 月・火曜日休館)
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協力 (株)教育書道出版協会