展覧会

日本書道美術館が誘なう書道展

書道大学卒業・修了作品展

 当館特設講座書道大学・大学院・専攻科では、各課程2年間の集大成として、創作・臨書作品の制作と般若心経浄書を行っています。般若心経は古写経研究の第一人者田中塊堂博士の教えに基づき、品格と高い精神性を学び「書の心」として各人に生きづいています。本展は、本年3月に卒業・修了の力作121点を紹介します。

代表作品

出品作品
出品者 大  学
第53期
足立桃翠 安藤公惠 石田 晴 出雲博子 伊藤華峯 入井瑞峯 牛山高歩 奥村秀晴
柿元真有 金澤石峰 金子道子 亀田雅 乾野秀日 木村晴海 倉西陽光 櫻井光殷
佐藤泰泉 白草秀采 城津秀隆 鈴木洲節 鈴木東渓 真由美 園井秀芳 高木恵佳
田中蘭水 田中鈴雪 谷川真実 堤 美泉 中島秀利 中村涼苑 野村香月 坂場暉舟
久守麗芳 平井智雪 福田春華 伏見峰蓉 朴 正愛 堀田美知 堀 江泉 本多玉果
松浦郁子 水内映峰 宮倉清苑 宗政航泉 森口香城 森 朱櫻 山本静湖 吉本桃扇
大学院
第33期
相澤龍子 浅野美月 安倍峰雪 井原杏月 内田紀花 小川典子 川﨑華萌 川端雅子
北村紅楓 小島桂華 柴田つね子 清水弘葉 城山示宜子 進藤栄峰 瀧澤敏子 中澤翠泉
前田孝子 松田如仙 松永華苑 森川畦水 湯浅幸苑
専攻科
第23期
浅見芳月 石川枝美 石塚香琳 内山千 宇根紅芳 小串湊竹 黒澤幸雲 小池美智
小出厚 近藤有美 齋藤欣江 齋藤祥仙 斉藤早 齊藤杪泉 佐野穂甫 杉山静悦
田上扇園 千葉絹泉 富谷杲醒 中村幸 根本恵翆 根本煌華 半田尚子 増尾華香
萬藤春水 鎧沢幸仙

(50音順)


過去の展覧会

新収蔵作品展

 日本書道美術館では、世界に誇る伝統芸術「書道」の価値ある作品を厳選し、蒐集保管し、次世代に伝えていくことを重要な事業として位置づけています。平成28年中に寄贈・購入により新たに当館収蔵となった作品をこの度の春季特別展で展観、ご紹介します。

出品者芳名
明石春浦 淺井素堂 浅見喜舟 新井光風 池田桂鳳 石橋犀水 伊東参州 稲田静子
岩永栖邨 浮乗水郷 江口大象 榎倉香邨 大石三世子 岡本白濤 尾上柴舟 加藤東陽
杭迫柏樹 黒田賢一 黒野清宇 桑田笹舟 小山天舟 齊藤紫香 座馬井邨 師田久子
清水透石 関 吾心 高木厚人 高塚竹堂 田中塊堂 谷辺橘南 津金孝邦 土橋靖子
長野竹軒 中室水穂 藤岡保子 村上俄山 横山煌平 和田澄子 (敬称略・50音順)
みどころ 書壇の重鎮、清水透石氏の「かな」の作品は、昨年、初個展に発表した屏風等の大作をはじめ11点を展観。また、物故者の未発表作を表具し、新たに公開します。

出品作品

出品作品

萬葉歌の世界-今に書きつがれる最古の歌集-

 万葉仮名とよばれる漢字の音読や訓読で記された万葉集が、永年の研究で翻訳され、漢字平仮名で表記されることにより、現代の私たち誰もが親しく読み、多くの書作品で味わうことができるようになりました。
 本展では、98首の短歌を134人の書家が万葉・変体・平仮名などでそれぞれに詩情豊かに書き上げた小品139点を展観します。

出品者芳名
明石春浦 秋田素鳳 淺井素堂 浅見喜舟 浅見錦龍 阿部醒石 天石東村 天野琴香
新井光風 井垣北城 池内艸舟 池内立明 池田桂鳳 池辺松堂 石井梅僊 井茂圭洞
伊東参州 稲田静子 今井頼璋 今関脩竹 岩永栖邨 上窪恵泉 植村和堂 宇賀寿子
氏田菖軒 江口大象 榎倉香邨 大石三世子 大貫水聲 大森華泉 岡田秋翠 尾形研陽
岡本白濤 荻野誠二 小澤神魚 小野桂華 小野桂甫 笠原和爽 勝瀬景流 加藤僖一
加藤達成 加藤東陽 上嶋茂堂 鴨居 道 川北春江 川口芝香 川島鳳村 喜多松琴
杭迫柏樹 日下部紅綾 熊谷恒子 黒田賢一 黒野清宇 桑田笹舟 桑田三舟 桑原江南
慶徳紀子 小暮青風 小島 寿 五代梨舟 後藤秀園 後藤西香 小山素洞 小山天舟
座馬井邨 師田久子 島田雨城 清水影村 清水透石 杉岡華山 鈴木春子 墨谷 華
関 吾心 高木厚人 髙木聖鶴 高木東扇 高田春紀 高田尾舟 田口尹基子 田島方外
谷本素洲 玉田鳳竹 田村寿麻 辻本翔鶴 土橋靖子 皷 芳石 坪井正庵 津村枕石
徳山二舟 戸田提山 中尾一艸 中川雨亭 長野竹軒 中村 文 中村龍石 中室水穂
名手朱舟 西井林亭 西川香龍 西迫翠峰 西本支星 梅 舒適 東山一郎 日比野光鳳
平田華邑 平林香園 藤岡九波 藤木正次 藤原勝子 法元康州 堀 桂琴 堀江素琴
堀江知彦 前原少青 町 春草 松永豊治 松本暎子 宮川翠雨 宮重小蘭 宮地祥子
村上俄山 森本栖鳳 山口南艸 山崎大抱 山田勝香 山本万里 由良鳳英 横田祥瑞
横山煌平 吉川鳳春 吉田水明 吉野松石 吉村 茂 和田澄子 (敬称略・五十音順)

出品作品

出品作品

日本教育書道連盟結成65周年記念展

 日本教育書道連盟は、戦後行われた文部省教員免許法認定講習会に全国から集まった先生方の総意のもと、昭和26年8月に結成されました。元文部大臣高瀬荘太郎先生を初代会長にお迎えし、全国統一書道検定試験の実施、中華民国との交流、欧米諸国への日本書道の宣揚、さらに我が国初の書道を専門とする美術館・日本書道美術館の創設という大事業の数々を敢行。その間、書道界において常に中立的立場をとり、古典学習を中心に伝統を守りながら今の時代の正統的書道を追求してきました。厳正公平な審査は合格基準がおのずから高く、結果、社会的に厚い信頼となっています。
 この度結成65周年を迎え、これを記念して、審査会員有志による色紙作品を中心に、一堂に展観します。

特別展示『二十卷本類聚歌合「内裏歌合-承暦二年四月廿八日」』
(作品につきましては平成27年秋季特別展展覧会頁をご覧ください。)
主な出品者 会   長 奥野誠亮(元文部大臣・元法務大臣・元国土庁長官)
名誉会長 海部俊樹(元内閣総理大臣・元文部大臣)
初代会長 高瀬荘太郎(元文部大臣)
元副会長 田中塊堂(文学博士・日本藝術院賞受賞・日本書道美術館初代館長)
前理事長 小山天舟(前日本書道美術館館長)
副会長 牧 笛甫(日本書道美術館副館長・愛知)
内田豊泉(日本書道美術館名誉副館長・長野)
理事支局長 村田麗水(日本書道美術館副館長・愛知)
堀江素琴(日本書道美術館名誉副館長・兵庫)
阿部朱昂(日本書道美術館副館長・神奈川)
永田峰亭(日本書道美術館副館長・大阪)
丸谷 秀(日本書道美術館副館長・大阪)
山川蓬邑(日本書道美術館副館長・三重)
市川竹穂(日本書道美術館副館長・栃木)
大島竹華(日本書道美術館副館長・三重)
北川佳邑(日本書道美術館副館長・神奈川)
伊藤欣石(千葉)
武山翠屋(愛知)ほか173名(1都1道2府27県)

出品作品

出品作品

日本書道美術館展

 このたび秋季特別展「仮名書道の魅力―かな文化を承け継いで―」を開催する運びとなりました。
 仮名は平安時代に、漢字の音を借りて記した万葉仮名を起源に成立し、現在、私たちが使う文字としての平仮名と、一方で、和歌などの写本として、その美しさが追求され、行書きから散らし書きなど、芸術的表現へと発展し、和様漢字の展開とともに、漢字を調和させた仮名書道が確立され、日本美の頂点として今日まで伝えられています。
 本展では、それらをどのように承け継ぎ発展させてきたかを考察したいと存じます。
 なお、展観作品はすべて当館の所蔵作品です。昭和四十八年十一月四日、収蔵数僅か五百点で開館し、爾来、購入、寄贈等、少しずつ蒐集に当たって参りましたが、現在、大きな作品群となり、広い時代区分で展観することが可能となりました。これまでに貴重な作品をお寄せくださった故人、現役の先生方並びに大切な所蔵品をご寄贈くださった皆さま方に、この場をお借りしてあらためて心からお礼申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。

出品者 鎌   倉 伝藤原為家
室   町 頓      阿
江   戸 松花堂昭乗 近衛家熈
近現代 小野鵞堂 大口周魚 阪 正臣 岡山高蔭 中村春堂 尾上柴舟 吉澤義則 藤岡保子
比田井小琴 高塚竹堂 鈴木翠軒 安東聖空 相沢春洋 田中塊堂 内田鶴雲 桑田笹舟
日比野五鳳 谷辺橘南 浮乗水郷 森田竹華 今関脩竹 深山龍洞 平田華邑 熊谷恒子
植村和堂 堀   桂琴 宮本竹逕 小山素洞 飯島春敬 大石隆子 伊藤鳳雲 宮重小蘭
杉岡華邨 小山やす子 髙木聖鶴 榎倉香邨 楢崎華祥 桑田三舟 小山天舟 日比野光鳳
赤江華城 黒野清宇 池田桂鳳 井茂圭洞 清水透石 師田久子 黒田賢一 (敬称略)

出品作品

出品作品

日本書道美術館展

ごあいさつ

 日本書道美術館展は、昭和49(1974)年に第1回展を開催いたしました。爾来、審査を公開で行い、審査員を審査当日に発表。また、誰もが心打たれる作品を選出していただくために、審査員は、書道界と各方面の著名人で書に深い関心を持たれる方を半々として委嘱しており、出品者にとって納得できる厳正公平な姿勢を貫いて参りました。
 この方法は書道展として他に例を見ない方法であっただけに斯界の注目するところとなり、回を追って益々好評を博し、永年にわたり厚い信頼をお寄せいただいているところであります。ひとえに、出品者各位のご努力と審査員諸先生のご尽力の賜物であるとあらためて感謝申し上げます。
 創作部からスタートした館展は、数回の改正を行い、現在、創作、臨書、写経部に大字、近代詩文書、篆刻、墨象を加え、現代書道の多様な表現を受け入れております。
 審査にあたっては、1点1点を名前を伏せて、役職や経験年数、年齢に拘らず、また、会派や所属に拘らず同じ土俵で丁寧に拝見し、審査していきます。約1割の優秀と認められた作品は、公開審査の場に上り、見学者の見守る前で作品を公開し、各審査員は無言のまま点数を入れ、その評点も公開されて審査が進められます。
 43回展の公開審査は4月29日に行われ、全国各地から約100名の参加を得、会場は熱気に包まれて立錐の余地のないほどの盛況ぶりでした。公開審査に掛けられた作品は138点、内創作部77点、臨書部36点、写経部25点でした。その他の部門は残念ながら該当がありませんでした。出品の最高齢は大正10年生まれの95歳、最年少は平成14年生まれの13歳でしたが、公開審査に上ったのは、87歳から16歳までの幅広い年齢の方々の作品でした。
 東日本大震災から5年の今年は、被災地の岩手県から1名、宮城県7名、福島県12名、合計20名25点の出品、その内3名が上位賞を受賞しました。復興半ばの彼の地から出品された方々に、心から敬意を表します。併せて、熊本県からのご出品の皆様にも心からお見舞い申し上げます。
 今年も各部門に力作が揃いましたが、特に林白鷺さんの仮名巻子が審査員各氏から高評を得て大賞に輝き当館収蔵となりました。創作部は、大字仮名の水準の高さが目立ち、漢字は高校二年生の若々しい作品が公開審査に上りました。臨書部は、上位賞の我がものとした臨書の姿勢に感服いたしました。写経部は、今年も審査員を唸らせる格調高いものでした。田中塊堂、小山天舟の遺志を多くの方が継いで、今や館展の伝統となりました。
 一般公募の部は、出品者の熱意が伝わり好感がもてました。公開審査に上る作品は今回はありませんでしたが、これから伸びていくものを感じさせる作品が数多くみられました。
 出品者にとって納得できる館展の姿勢を誇りとし、今後も質において最高のものとしていくために一層の努力を傾注して参りたいと存じます。
皆様のご声援をひとえにお願いしてやみません。

公益財団法人日本書道美術館館長 大城章二(彫刻家)

第四十三回「館展」審査員(敬称略)

第四十三回「館展」審査員(敬称略)

日本書道美術館大賞

林 白鷺(東京) 創作

海部俊樹名誉館長賞

海部俊樹名誉館長賞

文部科学大臣賞

文部科学大臣賞

その他の上位入賞者 創作 臨書 写経
奥野誠亮日本教育書道連盟会長賞 長嶋青硯
(神奈川)
山本濤峰
(大阪)
井上素水
(千葉)
鈴木華泉
(愛知)
皆上華僊
(埼玉)
大城章二日本書道美術館館長賞 尾関溪山
(愛知)
谷垣紫舟
(京都)
伊勢地愛仙
(和歌山)
大石彩光
(宮崎)
中塚秀石
(大阪)
東京都知事賞 工藤純仙
(東京)
日本教育新聞社賞 篠崎廣葉
(茨城)
小林生良
(奈良)
有馬向風
(埼玉)
山口瑞櫻
(神奈川)
有馬向風
(埼玉)
特別賞 古川悠眞
(新潟)
堀井清苑
(兵庫)
安倍峰雪
(栃木)
宇津木節子
(埼玉)
木村章月
(埼玉)
井森清泉
(奈良)
陶守成湖
(岡山)
齋藤祥仙
(千葉)
徳野秀翠
(大阪)
竹内香雪
(東京)

現代書壇名流小品展
会期:平成28年7月6日~8月21日

現代書壇を代表する名流の色紙など、小品50数点を展観します。
主な出品者は髙木聖鶴、日比野光鳳、榎倉香邨、松下芝堂、黒野清宇 ほか。

現代書壇名流小品展


日本書道美術館展

  当館特設講座書道大学・大学院・専攻科では、各課程2年間の集大成として、創作・臨書作品の制作と般若心経浄書を行っています。般若心経は古写経研究の第一人者田中塊堂博士の教えに基づき、品格と高い精神性を学び「書の心」として各人に生きづいています。本展は、本年3月に卒業・修了の力作102点を紹介します。

代表作品

代表作品

大   学
伊藤楓華 臼井桃波 江沢潤水 大須賀竹仙 小笠原修峰 小笠原明蘭 川上稜泉 川尻景泉
川松玲芳 川村祥苑 木村章月 久保畊楓 阪口華芳 佐々木真香 佐竹泉楊 柴田真風
嶋口みゆき 鈴木秋水 瀨下泉穗 高橋周子 滝瀬道子 竹村秋泉 多田和子 達   紫峰
谷口峰仙 谷田熾箋 玉置洸佳 鎮田有又 寺澤奏龍 冨樫麗蘭 中村瑞華 南雲紅澄
奈良伯月 野澤喜龍 濱   紅鶴 藤井恭子 船田玉明 増田   剛 丸田華芳 宮本虹鶴
村上梅翠 矢島潮香 山本光珠 和氣加奈子
大学院
相原紫曄 飯島   香 飯星應波 五十嵐啓心 石橋春雪 一家玉仙 猪野 裕子 大友蒼月
金重緑穗 川田真紀 北川原葉子 木野都也 小林博子 白神虹晴 寺澤鈴翠 中井孝扇
名知百合親 西田谿黎 根本柊星 野崎佳子 濱野恵苑 松田栄美子 宮崎ヤス子 𠮷田豊茜
李   順玉 渡邊京子
専攻科
浅野克城 江藤瑞光 木村利至 後藤眞澄 駒井錦香 齋藤隆華 進藤亮一 鈴木洋翠
関根茂子 竹内華章 長沼煌舟 中村眞月 野口玉翠 野口琥冷 廣瀬華楓 三浦香代
山下香鶴 (50音順)

日本書道美術館展

古来、書は教養として重んじられてきました。その作品からは、筆者それぞれの教養や感性、人柄を感じとることが出来ます。

本展では、近現代の学者、作家、画家などが書きあげた詩歌など個性豊かな書作品約65点を展観し、「書は人なり」をその筆跡から味わいます。

出品者 学 者 宇野精一 金田一春彦 杉山三郊 阪正臣 堀江知彦
湯川秀樹
歌 人 会津八一 大石順教 大口周魚 香川進 窪田空穂
斎藤茂吉 佐藤佐太郎 清水比庵 釈迢空 与謝野晶子
俳 人 飯田蛇笏 荻原井泉水 金子兜太 河東碧梧桐 鷹羽狩行
高濱虚子 長谷川かな女 水原秋桜子 村上鬼城 山口誓子
詩 人 北原白秋 佐藤春夫 白石かずこ 野口雨情
作 家 大城立裕 岡本かの子 尾崎紅葉 川端康成 幸田露伴
今東光 里見弴 瀬戸内寂聴 坪内逍遥 永井荷風
樋口一葉 吉川英治
画 家 大山忠作 奥谷博 奥村土牛 小倉遊亀 中川一政
中村不折
彫刻家 北村西望
工芸家 飯塚小玕斎 今泉今右衛門 太田儔 音丸耕堂 蓮田修吾郎
藤本能道 三輪休和
その他 入江相政(昭和天皇侍従長) 宇野信夫(演出家) 下田歌子(教育家)
清元志壽太夫(清元節太夫) (敬称略)

出品作品

出品作品


日本書道美術館展

  先の終戦から70年を経た今日、戦後生まれの世代が、多様な文化が混在し、目まぐるしく変化する現代社会の中で、その表現を模索しています。
本展では、会派門流をこえて、精鋭50人を推挙。それぞれが情熱をもって取り組んだ渾身の作品を一堂に会します。併せて推薦委員18人の作品を特別展観します。

出品作家
青山浩之 朝平霞山 新井茜舟 石川翠流 井上可雪 今田昌宏 岩切丹誠 岩永栖邨
内門律華 内山寒山 浦  恵子 笠井和子 川合広太郎 久徳蓬香 見城正訓 小出聖州
小久保雅子 小林章郎 小山尚子 齊藤紫香 斎藤真澄 澤江抱石 清水春蘭 角谷仙峰
谷口和光 玉手いづみ 角田大壤 手塚生都子 徳岡敬子 鳥井美知子 中野宣子 西山恵子
林  浩一 原  奈緒美 廣瀨舟雲 福原隆子 藤澤順子 牧野聖雲 増田霞川 松尾光晴
松村博峰 宮城佳寿子 村松太子 山下寿香 山中翠谷 山本雅月 由井孝枝 吉澤石琥
吉澤鐵之 和田澄子   (敬称略・50音順)      
特別展観
【推薦委員】
髙木聖鶴 榎倉香邨 津金孝邦 黒野清宇 池田桂鳳 岡田契雪 清水透石 新井光風
師田久子 関  吾心 泉原壽巖 星  弘道 仲川恭司 加藤東陽 大石三世子 平形精逸
長野竹軒 高木厚人   (敬称略・生年順)      

出品作品

出品作品


日本書道美術館展

平安時代後期に編纂された「二十卷本類聚歌合」の草稿が新たに発見され、当館所蔵となりました。承暦2(1078)年に白河天皇が開いた歌合の記録で、重要文化財級の価値ある巻子です。他にあらためて寄贈された田中親美『平家納経』 摹写本「涌出品」ほか四巻など、新収蔵品を公開します。また「書に味わう歳時記」では、季節を秋・冬にしぼり、伝統的な詩歌を、現代の書家がそれぞれの解釈で表現した書作品を展観します。

新収蔵品

『古筆・内裏歌合』『平家納経』 摹写本  田中親美「願文」「人記品」「涌出品」「安楽行品」「阿弥陀経」淺井素堂「住江の」  浅見喜舟「丹心照萬古」  新井光風「和神」  安東聖空「ほのぼのと」 浮乗水郷「大空を」  岡本白濤「晴窓花気薫」  黒野清宇「桜咲く」  小山天舟「五月雨や」 座馬井邨「空をゆく」  松花堂昭乗「百人一首切」  田中塊堂「方丈に」  谷辺橘南「暁ちかく」 中平南海「壁」  藤岡保子「白露に」  他

歳時記 出品者

浅見錦龍  奥田家山  木村知石  小山素洞  髙木聖鶴  戸田提山  梅 舒適
日比野五鳳  平田華邑  山下荻舟  他

出品作品

出品作品


日本書道美術館展

ごあいさつ

 第42回展を迎えました。今年も各部門に力作が揃いましたが、その中でひときわ光を放ったのは、大石彩光さんの般若心経でした。審査員各氏から高い評価を得、大賞(当館に永久保存となる)に輝きました。
臨書部は、漢字仮名ともに練度の高いものが多く、我がものとした臨書の姿勢に好感が持てました。写経部は、館展に相応しく格調の高さを競っています。創作部漢字の書体が多彩になってきたことは、出品者の表現の幅が広がってきたことを示すものとして嬉しい傾向です。創作部仮名は、小字作品に水準の高いものが多く、表現も多様で伝統の厚みを感じました。今後、大字仮名にも期待します。
書は、文字を用いて表現する芸術ですので文字を正しく書くことは当然のことですが、遺憾ながら筆路不明瞭なものが散見されました。また、漢字仮名ともに表現が類型化傾向にあって、訴えるものが弱く、もっと貪欲になってほしいと思いました。
東日本大震災から4年の今年は、被災地から18人24点の出品があり、福島県2名、宮城県1名が上位賞を受賞。被災の傷痕残る彼の地から出品された方々に、敬意を表します。また、今年も応募年齢の幅が広く、100歳から14歳、同じ土俵の上で評価されました。館展が多くの年齢層からご支持いただき、信頼をいただいていることの証しかと、大変嬉しく思います。皆さまのご支持を糧に、厳正公平な姿勢を貫き、出品者にとって納得できる館展を、今後も最高のものとするべく、先人に感謝し、一層の努力を傾注して参りたいと存じます。
館展は、多くの部門を設けている書道展です。また、流派、会派を問わず出品いただけます。本展に出品の無い方にも、今年の館展を是非ご見学いただければと、心からご来館をお待ち申し上げております。

大城章二(日本書道美術館館長・彫刻家)

審査所感

審査長

角井 博

角井 博(筑波大学名誉教授 中国書道史学者)
 今回の公開審査で拝見した作品は、平均的によいものだったという印象です。臨書部、写経部は精度の高いものが多く、中字写経に見るべき立派な作品がありました。如何なる気持ちでその文章を書いたのかを考えて臨書することで古典への理解が進み、作品の味わいが深くなるのではないでしょうか。会派、門流に囚われない館展だけに、創作部では色々な書風が見受けられ、構成がまとまっており手堅さを感じましたが、独自性の有無が大切な要素です。古典を基礎に新風を取り込む、イメージを膨らませることを考えてみてください。
制作をとおし人間性を高める。その逆も然りですが、来年も期待しております。
審査員(敬称略・順不同)

遠山 敦子

遠山 敦子(元文部科学大臣・元文化庁長官)
 何を選んで書いたかでその人の知力、気力があらわれます。作品に至るまでの努力の過程が、作品に結晶として表現されているわけです。鑑賞者に、何を伝えようとしているか、作者の声に耳を傾けました。

奥田 小由女

奥田 小由女(文化功労者 人形作家)
 総体的にレベルが高く、白い紙の上に墨で書かれた文字の美しさに惹かれ、それを私の見方といたしました。書は、繰り返し手習いし、学んではじめて個性輝く作品が生まれてきます。是非、励んでください。

新井 光風

新井 光風(恩賜賞・日本芸術院賞受賞 書家)
 臨書部は、古典からしっかり学ぼうとする姿勢が感じられました。創作部は、色々工夫されていることが一見して分かりました。一生懸命に取り組む姿勢が感じられましたので、更なる熱気を期待します。

福井 爽人

福井 爽人(東京藝術大学名誉教授 日本画家)
 日本画を専門としていますが、美しさに対する感覚はどの分野でも同じですので、抵抗なく審査することができました。同じ筆と墨を使う仕事ですので、親近感が増し、書に対する興味が高まってきました。

清水 透石

清水 透石(大東文化大学元教授 書家)
 仮名臨書部に、実によく臨書しているものがありました。仮名作品は、文字と紙と表装が一体となってはじめて魅力が生まれます。今回、作品のレベルが平均的に高かったと感じました。更に期待しております。

市澤 静山

市澤 静山(信州大学名誉教授 書家)
 臨書は、精密な表現に、古典を追求する根気に心打たれました。創作は、筆の先に自分の気持ちをぐっと押し込めて、観る人に訴えかける、心を込めた線を意識することが必要です。強い個性を期待します。

宇野 茂彦

宇野 茂彦(中央大学名誉教授 中国哲学者)
 私は、評価というものが苦手で、点を付けるのは心苦しかったのですが、拙宅の床の間に掛けたくなるか否かで採点をいたしました。採点をすることはこちらが評価されること。まさにその通りと思いました。

長野 竹軒

長野 竹軒(東京学芸大学名誉教授 書家)
 臨書部、写経部ともに、厳しく書に向き合っている姿勢に感動を覚えました。創作部では、自分の作品を創ろうとする気概が伝わってきましたが、美術、芸術を鑑賞し、空間の美を学ぶことも大事だと思います。

原 奈緒美

原 奈緒美(大東文化大学講師 書家)
 力作揃いで、真摯に向かっている印象を受けました。創作仮名に印象深い一点がありました。漢字に、本文と落款の落差が気になるものが見受けられました。観覧側で審査を見ていたかったというのが本音です。

日本書道美術館大賞

海部俊樹名誉館長賞

文部科学大臣賞

その他の上位入賞者 奥野誠亮日本教育書道連盟会長賞 柴野豊苑 巽  慶耀 伊勢地愛仙 三浦香代 波塚祥華
大城章二日本書道美術館館長賞 日野葱花 小柳緑泉 三浦香代 坂口春翠 山中愛子
東京都知事賞 堀井清苑
日本教育新聞社賞 角谷仙峰 長嶋青硯 小原白峯 山﨑恵水 永堀菁蘭
特別賞 小山美泉 菅谷寿泉 二若桐舟 竹内香雪 島田翠松
谷垣紫舟 須原理恵 岡本輝行 中塚秀石 李  順玉

現代書壇名流小品展
会期:平成27年7月5日~8月22日

現代書壇を代表する名流の色紙など、小品50数点を展観します。主な出品者は、高木聖鶴、日比野光鳳、榎倉香邨、松下芝堂、黒野清宇 ほか。


日本書道美術館展

 

 当館特設講座書道大学・大学院・専攻科では、各課程2年間の集大成として、創作・臨書作品の制作と般若心経浄書を行っています。般若心経は古写経研究の第一人者田中塊堂博士の浄書作品に基づき、品格と高い精神性を学びました。 本展は、本年3月に卒業・修了された方々の卒業・修了制作作品を展観します。

代表作品

専攻科
赤柄素水 浅見芳月 内海順行 小原露水 黒澤幸雲 小池美智 小林華苑 近藤有美
齋藤祥仙 佐野穂甫 田上扇園 竹内誠通 富谷弘子 根本恵翆 古川悠眞 星野春葉
増尾華香 松浦翠茱 松本貞華 丸山松枝 萬藤春水 森   松苑 山下祐子 鎧沢幸仙
若松永晄 和田澄春          
大学院
石川枝美子 石塚順子 磯山松風 宇佐見紫雲 内山千廣 宇根紅芳 小串湊竹 神崎白華
金 菁春 小出厚隆 小林喜峰 齋藤欣江 斉藤早琰 齊藤杪泉 繁田路山 進藤赫山
杉山静悦 鈴木洲里 平   永僊 千葉絹泉 寺﨑萬里 永井松風 中村隆幸 根本煌華
半田尚子 冨川惠美子 星野聖流 前田二郎 山本和堂 米山教子  
大学
相澤龍苑 青木雄峯 安倍峰雪 有賀玉晶 粟野憲造 石橋佳初 井原杏月 内田紀花
大黒仁美 小川典子 小澤瑩圃 片根弘園 川上佐知子 川上千鶴 川﨑華萌 川端雅子
菊池節子 北村紅楓 木下智恵美 公文蘭月 合志明翠 小島桂華 佐原泡酔 柴田つね子
清水弘子 宿野瑞泉 城山示宜子 進藤栄峰 鈴木由紀子 高山孝枝 瀧澤敏子 徳野秀翠
中澤翠泉 堀井晴湖 堀内玄鷺 前田孝子 松永華苑 南   文子 森川畦水 森屋千佳
柳原保邦 湯浅幸苑 横尾香竹 吉川彩雅 渡邊花春 (50音順)    

日本書道美術館展

 

 近年、展覧会場に出品展示される書は大作が多い。その大きな紙面の迫力や華やかさにおいて、圧倒的な魅力を持っています。
その一方、色紙・短冊、また扇面、かるたなど小作品は日々賞(め)でいつくしむ楽しみを与えてくれます。形は小さくともその核心をつかんでいるものは、大きなスケールを生みます。
作品の本質は、文字の大小、紙面の大小に関わりません。完成度が高ければ、観る者の心に訴えかけてくるのです。
今回の展覧会では大作と小品、それぞれの表現の違い、そしてその可能性をさぐることに光をあててみました。

出品作家

石橋犀水 伊東参州 犬養木堂 今井凌雪
内田鶴雲 岡村素石 岡本白濤 尾上柴舟
金子鷗亭 川端康成 小木太法 小暮青風
小坂奇石 篠田桃紅 鈴木翠軒 田中塊堂
手島右卿 西川 寧 藤岡保子
豊道春海 (50音順) ほか

出品作品


日本書道美術館展

 

 当館は1973年の開館以来、散逸しがちな近現代の書作品の蒐集に力を入れてきました。5千点余の収蔵品から、
明治から昭和にかけての仮名書の流れを再認識すべく、その代表的な作家の佳品を展観します。
時には暖かく柔らかな線で、時には鋭く紙面を切り裂くような強い線で、変幻自在で繊細な仮名の世界を、 本展を通じて、身近なものに感じて頂ければと存じます。

出品作家
安東聖空 大石隆子 大口周魚 小野鵞堂 尾上柴舟 熊谷恒子 桑田笹舟 高塚竹堂
田中塊堂 阪 正臣 比田井小琴 日比野五鳳 藤岡保子 深山龍洞 宮本竹逕 与謝野晶子
吉澤義則 (50音順)          

出品作品

出品作品


日本書道美術館展

ごあいさつ

 第41回展を迎えました。
応募作品は、練度の高いものが多く、ことに写経部のレベルが群を抜いて格調高く、また、臨書部も確かな力をもち、拝見していて大変嬉しく感じました。
今回、創作部において、20歳の若人が名誉館長賞の栄に輝きましたことは、特筆に値することと思います。
また、東日本大震災被災地の福島県から3名、宮城県から1名の方々が上位賞を受賞しました。まだまだ被災の爪痕の残る彼の地から出品された方々に敬意を表します。
今年も作品応募年齢の幅が広く、94歳から14歳でした。これも館展が多くの年齢層からご支持いただき、また、信頼をいただいていることの証しかと、大変嬉しく思います。
皆さまからお寄せいただいたご支持を糧に、館展を今後もその質において最高のものとすべく、先人に感謝し、一層の努力を傾注して参りたいと存じます。
館展は流派、会派を問わず、広く応募いただける書道展です。本展に出品の無い方にも、今年の館展を是非ご見学いただければと心からご来館をお待ち申し上げております。

大城章二(日本書道美術館館長)   

審査所感

審査長

角井博

角井 博(筑波大学名誉教授 中国書道史学者)
 臨書部は、漢字も仮名も佳品揃いで、写経部を含め、特に楷書が秀逸でした。
公開審査の創作部98点は、圧倒的に行草体が多くて51点、仮名が40点という割合でした。行書も仮名も流れを主調とするので、自由な表現がし易いのでしょうが、楷書の臨書を創作に生かし、色々な表現にチャレンジしてください。
館展は、書体に制限を設けないフリーの場なので、調和体や篆・隷・楷書作品がもっと出てくると、バラエティに富んで面白くなると思います。
審査員(敬称略・順不同)

津金 孝邦

津金 孝邦(恩賜賞・日本芸術院賞受賞 書家)
 臨書部と写経部は、申し上げることが何もない程立派でした。この館展の特長、一番いいところだと思います。創作部は、楽しく拝見しました。これからも発展的に書に向かう姿勢を持ち続けてください。

鷹羽 狩行

鷹羽 狩行(俳人協会会長 俳人)
 句会での選句と同様、瞬間に良し悪しが決まってしまいます。創作部では、ひらがなの作品がよかったという印象です。同じ作品でも色々な観方があり、客観的に観るという点で大変勉強になりました。

佐々木 苑子

佐々木 苑子(重要無形文化財保持者 染織家)
 伝統ある書道の歴史が脈々と息づいていることに深い感慨を覚えました。私は織物の仕事をしておりますので、おこがましいことではありましたが、書の魅力に取り付かれて採点をさせていただきました。皆様の熱意に圧倒されました。

田中 節山

田中 節山(大東文化大学名誉教授 書家)
 全体構成、墨の扱い、線は練られているか等を短時間のうちに直感で拝見しました。審査員それぞれ観る目が違いますから、審査風景をご覧になった皆さんも面白かったのではないでしょうか。

三枝昻之

星 弘道(日本芸術院賞受賞 書家)
 写経部は格調高く、筆者の姿が浮かんでくるようでした。臨書部も力量の平均値の高さを感じました。創作部は自己主張が少々足りなく、熱気が伝わってくるような作品がもっと欲しいと思いました。

古谷 稔

古谷 稔
東京国立博物館名誉館員
日本書道史学者
 写経と臨書は高いレベルでした。創作は古典を踏まえているか、自己流になっていないかなどと共に訴えてくるものを拝見しました。詩歌をもっと味わい、観る者に伝えることを意識してください。

赤堀 郁彦

赤堀 郁彦(日展評議員 漆芸家)
 私は、漆芸家ですが、書の作品を一点一点観ていきますと、筆の勢いとか、全体のかたちとか…そこには私の仕事との共通点がありました。根底にあるものはいずれも同じであると感じました。

高木 厚人

高木 厚人(大東文化大学教授 書家)
 臨書部の楷書と写経部にすばらしいものが多く、あらためて感動いたしました。古筆臨書の墨量の多さが残念でした。少ない墨で立体感を出すことを心掛けるといいと思います。

野田哲也

大石 三世子(栴檀社理事長 書家)
 皆様の真摯な取り組みに感銘を受けました。学びは、デッサンしたり練習したりするところから始まります。大変な勉強ですが、それが基本になって作品づくりにつながっていくものだと思います。

海部俊樹名誉館長賞

その他の上位入賞者 文部科学大臣賞 横内令華 井上素水 秋山紅舟 有馬向風 三浦香代
奥野誠亮日本教育書道連盟会長賞 菊地睦仙 難漢字 伊勢地愛仙 大石彩光 竹内香雪
大城章二日本書道美術館館長賞 柴野豊苑 長嶋青硯 井上素水 浅田芳園 米岡志朗
東京都知事賞 巽 慶耀
日本教育新聞社賞 角谷仙峰 須原理恵 池田杏泉 吉田智園 小原白峯
役員特別賞 尾関溪山 難漢字 山内松風 難漢字 中村緑苑
前野竹青 平賀紫華 山口瑞櫻
特別賞 山﨑恵水 松井秀廣 皆上華僊

現代書壇名流小品展
会期:平成26年7月3日~8月20日
現代書壇を代表する名流の色紙など、小品40数点を展観します。
主な出品者は、西川寧、日比野五鳳、尾上柴舟、田中塊堂、宮本竹逕、桑田三舟 ほか。
書道大学優秀作品展
ー平成25年度専攻科・大学院修了 大学卒業制作よりー
会期:平成26年9月6日(土)~9月28日(日) 土・日曜日のみ展示

 当館特設講座書道大学・大学院・専攻科では、各課程2年間の集大成として、創作・臨書作品の制作と般若心経浄書を行っています。般若心経は古写経研究の第一人者田中塊堂博士の浄書作品に基づき、品格と高い精神性を学びました。 本展は、本年3月に卒業・修了された方々の卒業・修了制作より優秀作品を選出し、展観します。

特選 専攻科第20期 木村利至子(埼玉) 中井翠楊(神奈川)
大学院第30期 稲田遊雲(千葉) 山下香鶴(東京)
大学第50期 白神虹晴(神奈川)  

日本書道美術館展

 

 日本書道美術館は、本年11月4日に開館40周年を迎えました。これを記念し「現代の書」展を開催します。
現代書壇の第一線で活躍中の書家(日本芸術院賞受賞、大学書道科教授、日展審査員等)の近作・新作を一堂に展観。現代書道の理想的なあり方を追求してきた作家の作品をとおして「書道芸術のいま」を広く一般に供します。
併せて「日本書道美術館展」の審査に携わった書家の作品を展示し、40年に亘る書道芸術の動向を一望します。

出品作家
青山浩之 新井光風 石飛博光 稲田静子 岡田契雪 加藤東陽 黒野清宇 小島 寿
小山天舟 座馬井邨 師田久子 清水透石 高木厚人 津金孝邦 仲川恭司 長野竹軒
楢崎華祥 原奈緒美 廣瀨舟雲 吉澤翠亭 (50音順)    

出品作品

出品作品


日本書道美術館展

 日本書道美術館は、11月4日に開館40周年を迎えます。当館は設立当初より、公募展では他に例を見ない、厳正公平な「公開審査」による理想の書展「日本書道美術館展」を開催し、全国、海外から出品の7万余点の作品を発表、高い評価を得てまいりました。
本展では、その第1回展から現在までの、大賞受賞作品をはじめとした優品を一同に展観し、40年にわたり正しい書道のあり方を目指してきた「館展」の歴史を振り返ります。

出品作家
阿部朱昂 飯森金鷺 板倉境外 井上素水 井上康子 内田豊泉 梅田翔風 大石彩光
大鹿景琴 大島竹華 大原天蕭 岡田華園 岡田貴州 小川高汶 沖本美舟 音川浄琴
折原水光 姜 錦山 工藤純仙 後藤松翠 小林梅雪 坂部芳苑 佐藤歸山 篠崎廣葉
柴野豊苑 白石琳光 杉岡華山 鈴木正根 鈴木青陽 武山翠屋
橘 圭子 巽 慶耀 谷垣紫舟 坪田宋悦 露木順子 寺井祥山 中井雪華 長嶋青硯
永田峰亭 中室水穂 橋本月川 橋本翠川 服部青軒 林 白鷺 平島桂仙
平野清甫 福力翠芳 二若桐舟 堀井清苑 堀江素琴 前野竹青 牧 笛甫 松阪聖岳
丸谷 秀 丸山鑾溪 三浦香代 武藤天明 村田華穂 村田麗水 村髙翠波 山川蓬邑
山口瑞櫻 山本雅堂 (50音順)        

出品作品

出品作品

※「第40回記念 日本書道美術館展」紹介ページに掲載の篠崎廣葉、長嶋青硯の作品も展示。


日本書道美術館展

審査所感

審査長

角井博

角井 博(筑波大学名誉教授 中国書道史学者)
 臨書部・写経部は内容が充実し、真摯に取り組んでいる姿勢を感じました。
創作では、行書或は草書体の作品が圧倒的多数でしたが、隷書、楷書などの書体にも挑んでみてください。「一生稽古」、生涯をかけて豊かな心を育み感性を磨き自らを高めることを心掛けてください。作品の味わいの違いは、つまり人間性の違いによるのですから。
派閥を超えて応募できる館展なればこそ、様々な作風があって見応えがありました。
審査員(50音順)

新井光風

新井 光風(恩賜賞・日本芸術院賞受賞 書家)
 骨、血、肉を欠いては本当の書にはなりません。生命そのものを作品に込めていくには如何に学び如何に考えていったらいいか。古典を獲得したうえで、自らの表現をもっともっと追求してください。

石飛博光

石飛 博光(日展評議員 書家)
 普段の確かな学習が感じられ、真面目な佳作が多く感心しました。漢字かな交じりなどの新たな分野や、また、“おっ”と驚くような思い切った冒険をした作品にも是非挑戦してみてください。

岡田契雪

岡田 契雪(日展評議員 書家)
 高い精神性を感じました。古典を深く捉えられていると作品に奥行きが出てきます。公開審査の場で、出品者と共に作品を拝見する我々審査員が、その心境にどう対応すべきか考えさせられました。

金田一秀穂

金田一 秀穂(杏林大学教授 日本語学者)
 書に関して素人ということもあって、他の審査員の方々の点数が自分とどの位一致するかにも興味がありました…五点程評点に違いが出ましたが、私が真剣且つ全力を傾けて採点した結果です。

三枝昻之

三枝 昻之(宮中歌会始詠進歌選者 歌人)
 何を基準に審査するか手探り状態でしたので、自分なりに考えて、空間の捉え方、配置、バランスの良し悪しと、その作品を家に飾っておきたいか、という私の心の振幅で判断しました。

坂本健

坂本 健(板橋区長)
 作品から筆者の心と姿が感じられました。日本書道美術館が果たしてきた教育普及活動は、日本の大きな財産と申せます。館の地元板橋区も文化・芸術の充実と発展のために努力をして参る所存です。

師田久子

師田 久子(日展審査員 書家)
 すでに厳選された作品だけに、品格ある作品が多く、特に細字仮名の水準の高さに感心しました。写経も線のメリハリが利いてきりっとして好印象でした。心が穏やかになる作品が多く見られました。

清水透石

清水 透石(元大東文化大学教授 書家)
 仮名作品、扇面や巻子の小字作品に見るべきものがありました。しっかり書き込みをし、料紙との調和もとれ、推敲を重ねて仕上げた様子が見て取れました。総じて水準が高かったように感じました。

野田哲也

野田 哲也(東京芸術大学名誉教授 版画家)
 目の前を進んでいく中での審査は本当に難しいものです。作者の表現しようとしているところの意味を、私自身の研ぎ澄ました感覚、感性でもってみるということがとても大切です。

小山天舟

小山 天舟(日本書道美術館館長 書家)
 記念すべき四十回展を迎えました。
練度の高い作品が多く、ことに写経部のレベルが群を抜いており非常に喜ばしいことでした。
今回の館展に平成世代が十三人出品しており、年々少しずつではありますが増加傾向にあり、頼もしく嬉しく感じます。出品の最高齢は97歳、最も若い方は14歳でした。審査においては勿論年齢による配慮はしておりません。老若にかかわらず公平な審査をさせていただいています。
若い方々が書道などの日本の伝統文化に接する機会を増やし、興味を持って貰う方策を先生方皆様と共に知恵を絞っていきたいと思います。日本の書道美術を益々充実・発展させていくために、後進の育成を併せてお願いしたいと存じます。

入賞者一覧はこちら

入賞作品

現代書壇名流小品展
会期:平成25年7月3日~8月18日
 現代書壇を代表する名流の色紙など、
小品40数点を展観します。
主な出品者は、金子鷗亭、日比野五鳳、尾上柴舟、田中塊堂、宮本竹逕、桑田三舟 ほか。
書道大学優秀作品展
ー平成24年度専攻科・大学院修了 大学卒業制作よりー
会期:平成25年9月1日(日)~9月29日(日) 土・日曜日のみ展示

 当館特設講座書道大学・大学院・専攻科では、各課程2年間の集大成として、創作・臨書作品の制作と般若心経浄書を行っています。般若心経は古写経研究の第一人者田中塊堂博士の浄書作品に基づき、品格と高い精神性を学びました。
本展は、本年3月に卒業・修了された方々の卒業・修了制作より優秀作品を選出し、展観します。


春季特別展 花を謳う

 四季の変化が豊かな日本において、花々は私たちに季節の移り変わりを実感させるとともに、その姿と香りは、過ぎこし方のできごとやおもいをあざやかによみがえらせてくれるものです。
その感情は、文学や美術などの創作意欲をかきたて、古来より、多くのうたや詩に詠まれてきました。
本展では、そうした詩歌を書壇名家が詩情豊かに書き上げた作品約100点を展観いたします。
四季折々の花が咲く姿、花のある風景、花にこめたおもいなど、その文学世界を、文字芸術として表現。書家が、その詩歌といかに対峙し、書道芸術として表現しているか。配字や連綿、墨色の濃淡、潤渇などその表現方法を、歌と詩とともにご鑑賞ください。

出品作家
明石春浦 淺井素堂 浅香鐵心 浅見錦龍
天石東村 池内艸舟 池田桂鳳 石井梅僊
泉原壽巖 伊東参州 今関脩竹 植村和堂
魚田松園 内田鶴雲 大井錦亭 大石隆子
大沢史峰 大平山濤 岡本白濤 奥田家山
小澤神魚  尾上柴舟 加藤僖一 加藤大碩
金子鷗亭 金子聴松 萱沼利子 國井誠海
熊谷恒子 黒田賢一 黒野清宇 桑田笹舟
桑田三舟 桑原江南 小暮青風 小坂奇石
後藤秀園 小山天舟 貞政少登 座馬井邨
清水透石 鈴木桐華 高木厚人 高橋蒼峰
田中塊堂 種谷扇舟 辻本史邑 土橋靖子
津村枕石 殿村藍田 中川雨亭 中野北溟
中林梧竹 中平南谿 中室水穂 西川 寧
野口白汀 東山一郎 日比野光鳳 日比野五鳳
平田華邑 藤岡都逕 藤岡保子 藤木正次
古久保泰石 豊道春海 町 春草 丸山鑾溪
宮重小蘭 深山龍洞 宮本竹逕 村上俄山
森田竹華 柳田泰雲 山口南艸 山下荻舟
山本万里 与謝野晶子 吉田成堂 (50音順)
  • 内田鶴雲
  • 伊東参州,西川 寧
森田竹華 小坂奇石 宮本竹逕
入 館 料 一般1,000円 高・大生700円 小中生500円
(10名以上団体割引あり)
※未就学児は入館できません。
協      賛 日本教育書道連盟
※招待券プレゼント
先着100組200名様に招待券を差し上げます。
申込方法:返信用封筒(80円切手を貼り、宛名を明記してください)を同封の上、下記へお申し込みください。
申 込 先:日本書道美術館 招待券プレゼントHP係 〒174-8688東京都板橋区常盤台1-3-1
※定員を超えた場合は割引優待券となります。